パルプ・フィクション(1994)

 

パルプ・フィクション [DVD]

パルプ・フィクション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東芝デジタルフロンティア
  • 発売日: 2003/12/05
  • メディア: DVD
 

 

今年になってクエンティン・タランティーノ作品を見返してて、唯一なかなかレンタル出来なかった「パルプ・フィクション」を観ました。3回目くらいかな?

 

タランティーノ作品といえばギャングとか裏社会と必ず交わるシーンが多くて、今作もギャング・ドラッグに関する表現が多いのだけど、彼特有の音楽センスと相まって当時サントラもかなり流行ったと思う。有名なディック・デイルの「Misirlou」もそうだけど、個人的にはリンク・レイの「Rumble」を使うところがロックンロールかなと。

 

セパレートな複数エピソードはどれも楽しく、絡み合っていくメメント的構成も好きなんだけど、この映画のメッセージとして改めて認識したのは「人間は弱いもの」ってことかな。最後のシーンでもあるんだけど、最近その手の表現についてよく目にしていて、そこを出発点というか前提として物事や世界を見ていく必要があるんだろうなと。

 

ギャングの日常は私の日常とは違うのだが、日常を通して思考し行動すること自体は誰もが同じであって、このメッセージを自分なりに受け取って生きていくことが大切なんだろうな。と、焼酎を飲みながら思ったのでした。