食事作りに手間暇かけないドイツ人、手料理神話にこだわり続ける日本人 共働き家庭に豊かな時間とゆとりをもたらすドイツ流食卓術(2019)

 

 

ドイツ文化に多少に興味があった。ロック史の節々にも登場するが、近年ではテクノ音楽と民族性について取り上げられることが多かったように思う。本書は食とライフスタイルについて取り上げた本で、特に手間暇をかけない食事「カルテス・エッセン」を中心にその考え方や楽しみ方を紹介している。著者はドイツ文学者で現地生活経験もあり信頼できる内容だ。

食事は1日に2度3度は摂るため、ルーチン化する事も大切だし、楽しむことも大切。自国文化の良い点・悪い点を異なる文化と比べて吟味・改善することは大切、というよりも楽しむべきことだと思う。実験的に生活に取り入れてみるのは億劫だが嫌いではないんでね。さあ、ライ麦パンとチーズ、サラダの食事を楽しむとしよう。