キルギスの誘拐結婚・アラカチュー
アラ・カチュー(キルギス語: Ала качуу)とは、キルギスなど中央アジアのいくつかの国で行われている婚姻形態の一つで、誘拐婚の一種。
現代日本に生きる我々は「見合い婚」ですら過去の慣習と思っているし、夜這いに関しては慣習の中でもほぼオカルト思考のように捉えている。しかし世界には様々なスタイルがあるという強烈な事実。まったく理解できないが、背景を読み進めていくとこういうことが発生していくのも分からなくはない。
「でも、キルギスの女性にとって、いったん男性の家に入った後に、そこから出るのは恥ずかしいことなんです。高齢の女性にも説得されました。高齢の女性を敬うのはキルギスの伝統です。結婚を拒否して実家に帰ると、両親に恥をかかせてしまうので、あきらめて結婚を受け入れました」
ここにもムラ的なバイアスがかかっている。
家族愛・伝統…
幸福になる例もあるだろうし、このような結果になることもある。
これは自由恋愛結婚が中心の日本でもあることだと思う。事情によるが、誘拐婚そのものが問題だったのか、難しいところだ。