循環と資本主義…「つながった世界──僕のじゃがたら物語」を読んで
つながった世界─僕のじゃがたら物語 (ele-king books)
- 作者: OTO,こだまたけひろ
- 出版社/メーカー: Pヴァイン
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はいち音楽ファン、じゃがたらファンとしてこの本を手にとった訳だが、OTO氏が現在発信するメッセージを処理しきれないでいる。
彼の音楽遍歴を楽しく読んだことは間違いない。80年頃の日本インディーズシーンは今日の音楽の礎を作ったことは間違いなく、国内ネタでは一番の研究対象であるため、資料価値はかなり高く、楽しめた。
現在のOTO氏は様々な思想から自分にしっくりくるものを探し、理想の暮らしを追求しているように思う。もちろん、そのほとんどは私がしっくりくるものではないのだが、「自ら考え、行動する」という広い意味では大変興味深いと言える。
循環型。脱資本主義。地域通貨。911。311。原子力。土。森。マクロビオティック。
私としては、知らずに批判や無関心を通すより、知ってからモノを考えたい、と思った。