米沢食肉公社「米沢牛ビーフカレー」

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www.yonesyoku.com

 

いただきもの。いつもありがとうございます。

これめっちゃウマい!

 

米沢牛の歴史は遠く藩政時代の昔に溯ります。
 当時、南部三陸地方では鉄が産出しており、この鉄を南部牛の背に乗せて、牛方たちによって越後三条金物屋に売られていました。仕事が終わると牛方たちは、背の荷が空になった牛を米沢地方を通る越後街道沿いの村々に売り払って帰ってゆくのが慣わしとしておりました。 こうして南部牛は米沢地方に定着して飼われるようになりました。

 鉄がきっかけで生まれた文化だったんですね。

 

ごちそうさまでした。

デュシャンは語る

 

 

美術評論家のピエール・カバンヌがマルセル・デュシャンにインタビューするという形式の本。79歳のデュシャンはやはりクールで知的な魅力にあふれ、世間の事象との距離感が巧い。かつ、多方面への論考はすさまじく、穏やかでリラックスした語り口調がとても心地よい。

特に美術ビジネスとの付き合い方に、「無関心」を活用した自己防衛方法は賢いと思う。

HORIE ONE「YouTubeはテレビを超えるか?」


YouTubeはテレビを超えるか?ホリエモンが徹底解説【NewsPicksコラボ】

 

テキストが主体だった頃のインターネット時代からコンテンツ資産化はひとつのテーマだったと思う。コスト問題との戦いになるが、新聞社やテレビのコンテンツはすべてネット上にあってほしいと思う。図書の保存と同じくらい未来のためになるはずだ。

第二のピークを迎えているYouTubeについての談話動画を観たのだけれど、基本的な特徴としてレコメンド再生や広告のリアルタイム更新といった古くからある機能が重要だと論じていた。
「書ける」がコンテンツだったのに対し、「喋れる」がコンテンツとなっていく流れが動画時代にはあると言う。気になった発言として「テキストを読める人は偏差値60程度の人じゃないと難しい」というようなものがあった。確かに、人類がテキストを読むスキルは落ちていると思う。特に文脈に関心を持たず、切り取られた意見に対し反応するというメディアリテラシーの欠如は新聞・TVの頃からあるものの、多くのTwitterユーザーが更に混乱を巻き起こしている気がしてならない。

台風19号と治水

2019年10月、台風19号が猛威をふるい、たくさんの水害があった。福島県の知人は自宅が浸水するなどの被害があり、年末に会った際にたくさんの話を聞き、胸が痛かった。

www.yomiuri.co.jp

 

この頃、治水に関する報道や発表が数多くあり、あまり意識したことがない凡庶民の私は興味深く読んだ。

anond.hatelabo.jp

www.green.gifu-u.ac.jp

 

 

公共事業と政治のような話題はさておき、印象深かったのは「首都圏外郭放水路」だ。

www.ktr.mlit.go.jp

wired.jp

 

wiredに掲載されている写真は美しく、「地下」というSF的な位置もあり魅了された。

見学もできるようなのだが、新型コロナウイルスの影響で現在は行っていないとのこと。

 

私はまだまだ世界を知らないのだなぁ。

NHK「100分de名著」ブックス 岡倉天心 茶の本

 

NHK「100分de名著」ブックス 岡倉天心 茶の本

NHK「100分de名著」ブックス 岡倉天心 茶の本

  • 作者:大久保 喬樹
  • 発売日: 2016/10/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 英語によって書かれ、日本文化を紹介した本としては同時代に「武士道」があるが、1938年という時代性もあって帝国主義だとか戦闘民族のような印象を持たれてしまったことへの補足とも言える内容。
中国からの老荘思想道教を通過し東洋的な美、自然と生きる姿勢は日本人の心にしっくりくると思う。
宗教を活用せず道徳を説いていた知恵は今でこそ有効だ。