米沢食肉公社「米沢牛ビーフカレー」
デュシャンは語る
美術評論家のピエール・カバンヌがマルセル・デュシャンにインタビューするという形式の本。79歳のデュシャンはやはりクールで知的な魅力にあふれ、世間の事象との距離感が巧い。かつ、多方面への論考はすさまじく、穏やかでリラックスした語り口調がとても心地よい。
特に美術ビジネスとの付き合い方に、「無関心」を活用した自己防衛方法は賢いと思う。
マルセル・デュシャン「階段を降りる裸体 No.2」(1912)
モーション・キャプチャーに見えるが、空間とか次元をイメージしてるのではと感じる。ポップな印象もモダンで好き。
HORIE ONE「YouTubeはテレビを超えるか?」
YouTubeはテレビを超えるか?ホリエモンが徹底解説【NewsPicksコラボ】
テキストが主体だった頃のインターネット時代からコンテンツ資産化はひとつのテーマだったと思う。コスト問題との戦いになるが、新聞社やテレビのコンテンツはすべてネット上にあってほしいと思う。図書の保存と同じくらい未来のためになるはずだ。
第二のピークを迎えているYouTubeについての談話動画を観たのだけれど、基本的な特徴としてレコメンド再生や広告のリアルタイム更新といった古くからある機能が重要だと論じていた。
「書ける」がコンテンツだったのに対し、「喋れる」がコンテンツとなっていく流れが動画時代にはあると言う。気になった発言として「テキストを読める人は偏差値60程度の人じゃないと難しい」というようなものがあった。確かに、人類がテキストを読むスキルは落ちていると思う。特に文脈に関心を持たず、切り取られた意見に対し反応するというメディアリテラシーの欠如は新聞・TVの頃からあるものの、多くのTwitterユーザーが更に混乱を巻き起こしている気がしてならない。